お客様から当社へよくいただくご質問にQ&A形式でお答えしております。下記に記載の無いご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。

加圧力とは...?
加圧力とは、加圧するワークの投影面積を求め、単位面積当たりの加圧力をかけると、総加圧力が算出できます。
例えば、ワーク大きさ 縦200mm横200mmとすると、
A=20cm×20cm=400㎠
になります。
単位面積当たりの加圧力を45Kgf(441.299KN≒441.3KN)としますと、
総加圧力W=45kgf×400㎠=18,000Kgf(18t)(176.519KN=176.5KN)必要になります。
油圧成形機の加圧力の選定...?
油圧成形機の加圧力の選定、総加圧力が算出ができましたら、約10%位出力の大きい機種を御選定下さい。
上の例ですと、18t×110%=19.8t≒20t
油圧圧力とは...?
油圧圧力とは、弊社では汎用油圧機器を使用しておりますので、油圧の最高使用圧力が、210Kgf/cm2(20.6MPa)ですので、シリンダ径がφ110mm必要になります。
φ110mmは、規格外になりますので、その上のサイズφ125mmを使用することになります。
φ12.5cmを使用しますと、A=πD×D/4=122.65625㎠
総加圧力は、W=PXA=210Kgf/㎠×122.65625㎠=25.757.8Kgfに成り、25ton(250KN)の機種を選定して頂く様に成ります。
最小加圧力とは...?
最小加圧力は、基本的には、御選定いただいた機種の総加圧力の10%に成ります。上記の250KNの成形機では、25KNに成りますので、25KN~250KNの加圧が出来ます。
ご相談により、総加圧力の5%の出力からも製作可能です。
デーライトとは...?
可動盤が一番下に下がった時の下熱盤と上熱盤の距離。オープンハイトとも表現する時もある。ストロークが300mmの成形機で、デーライトが300mmの場合は、紙のように薄いワークを加圧する事が出来ます。
ストロークが300mmの成形機で、デーライトが400mmの場合は、最小金型、厚み100mmを使用しないと加圧が出来ません。
どのような使用用途がありますか...?
当社の油圧成形機は、樹脂の成形、ゴムの加硫成形などの用途に用いられるケースが多いです。
樹脂材料等の、曲げ、抜き、積層、圧着等に使用できます。
尚、金属材料にて御使用の場合は、事前にお知らせ下さい。(使用部品等が、異なります。)